【アメリカ横断記】グランドキャニオン
セリグマンの次の立ち寄り地は・・・
ついにきましたグランドキャニオン!!
グランドキャニオン
Grand Canyon
直訳すると「壮大な渓谷」
アリゾナ州にあるコロラド川が長い年月をかけて大地を侵食するによって創り出された渓谷。水の流れだけでこんな地形が出来るってすごい。
今もなお侵食は続いていて、一番古いものだと5億4000万年前の地層を見ることが出来るらしい。かなり遠くにある地層も肉眼ではっきりみることができた。人類が生きた時代はこの地層の中でほんのちょっとでしかない。
グランドキャニオンの平均的な深さはおよそ1,200mで、一番深いところは1,800mもある。高尾山がすっぽり入っちゃう。幅は6kmから29km、長さは446kmもあって東京から琵琶湖までの距離とほぼ同じらしい。デカすぎる。
グランドキャニオンは国立公園になっていて、車一台につき30ドルの入場料がかかる。
入園は24時間できる。
公園内にタヤサンという小さな町があって、マックとかホテルがあって泊まることができる。
思ったよりちゃんとした町でびっくり。
ノースリムとサウスリム
グランドキャニオンと一口に言っても、観光出来る場所は北側のノースリムと南側のサウスリムの大きく二つに分かれている。分かりやすく例えると、川のこっち側と対岸みたいな感じ。
サウスリムは通年観光できるが、ノースリムは標高が高いため冬は閉鎖されてしまう。
アクセス
グランドキャニオンから一番近い都市は、ネバダ州ラスべガス。
ここからはノースリムにもサウスリムにもアクセスすることができる。
ノースリムまでの距離はおよそ437kmで5時間ちょっと。
サウスリムまでは4時間半くらいかかる。距離はおよそ443km。
そしてサウスリムからノースリムまでは3時間半くらい。
ロサンゼルスから行くとなると片道7時間半くらいかかるので日帰りはきつそう。どこか途中で1泊挟んだほうがいいね。
自分達はLAからではなく、サルベーションマウンテンから向かったので、朝から車走らせてもグランドキャニオンに着いた頃はもう真っ暗だった。
ちなみにアメリカの日没はめちゃくちゃ遅い。19時くらいになってやっと暗くなる感じ。
これはサウスリムからとった写真で、たぶんあっち側がノースリム。
にしても地層がすごい。地層が赤く見えるのは鉄分を多く含むから。
マーサポイント
グランドキャニオンの中にはビューポイントがいくつかあって、その都度駐車場がある。大っきいとこにはトイレとかビジターセンターがあって、マーサポイントはそのうちの一つ。
ここが一番でかい駐車場だと思う。
ちなみにサウスリム内では無料シャトルバスがあって、広い公園内を移動するにはありがたい。使わなかったけど!
マーサポイントへ向かう途中。
たまたま人が映ってない写真撮れたけど、めちゃくちゃ人が多かった。
ここがマーサポイント。
人がめちゃくちゃちっちゃく見える。
こんだけデコボコしてるのに上は一直線だし、地層も一直線
とても奇妙な光景。
ヤバパイポイント
マーサポイントのちょっと奥の方にあるのがヤバパイポイント。
歩いて行ける距離にある。
ここからの景色もヤバパイ。
みなさんお気づきかと思いますがハッキリ申します。
この2ヶ所からの景色、あんまり変わらないです。笑
名前伏せてどっちがどっちなんてやられたら多分わかんない。笑
アメリカは基本的に自己責任の国なので、崖っぷちでも柵がないところがある。
だからこんな感じで崖に腰掛けて、脚を投げ出してこんな写真を撮ることもできる。日本じゃ怒られるやつ。ちょっとでもすべって落ちたら確実に死ぬタイプ。
デザートビューポイント
さっきの二箇所からはちょっと離れてて車で移動する必要がある。
グランドキャニオンの東の端っこ。
マーサポイントからは車で40分くらい。
デザートビューポイントに着いてまず目に入るのが、このタワー。
このタワーは、先住民のホピ族の見張り塔を再現したもの。中に入れて、上から景色を見ることが出来る。1932年に建築家メアリー・エリザベス・ジェーン・コルターのよって立てられた。
タワーの横の建物の屋上から。
タワー内には狭いらせん状の階段があって、上の窓の所まで登れる。
タワーの横の隙間から。
この先はキャニオンではなく、褐色の大地が続いている。
手前に見えるのがタワー横の建物の屋上。
崖っぷちにベンチがあったので座って見た。開放感しかない。
雲の影がすごく濃い。
この他にもたくさんのビューポイントがあったけど、時間の関係上これしか回れなかった。
1日充分楽しめると思う。むしろ足りないかも。
星空
その日泊まる予定だったグランドキャニオンの入口のウィリアムズに着く頃にはもう完全に真っ暗だった。インターステートから降りて車をとめて外へ出ると、凄い数の星。町の近くで多少灯りもあるのにめちゃくちゃ綺麗だった・・・
せっかくだから、グランドキャニオンの方へ少し車を走らせて降りて見ると、さっきよりも全然星の数が多い!!!!
こんないっぱいの星見たことない!プラネタリウムかって。
テキトーに写真撮っただけなのにこんなきれいに写ってる。そしてなんと流れ星が3つも写ってる笑 こんなことあるかね。笑
星は肉眼で見るともっと綺麗だったな〜
気持ち悪くらい星が見えて、星座とかの判別ができないくらいだった。
乾燥してて周りに大きな町がないから夏でもいっぱい見えるんだな。
一番近いのがラスベガスで、それでも直線距離で250kmくらい離れている。
日本じゃ考えらんないね。
アメリカ横断通して、グランドキャニオンが一番星いっぱい見えたかな。
グランドキャニオンだった
グランドキャニオンはアメリカ旅行のど定番。
そしてアメリカ横断で一番いきたかった場所。
ジオラマですか?
CGですか?
ってなるくらい、地平線まで続く赤茶の渓谷
どこまでも続く真っ青な空
アメリカンすぎる。
この空と地面のコントラストは日本じゃ絶対に味わう事が出来ない。
ちゃんと自分の目で見て、足で行ってよかった。百聞は一見に如かずとはまさにこのこと。
その場所の風だったり、空気だったり、写真を見ただけじゃ感じれ無いものがあるよね。
本当にこんな景色があるんだなって改めて感じた。
グランドキャニオンは確かにグランドなキャニオンだった。
次来るときは、タヤサンとかの公園内に泊まって、朝日とか夕日見て、もっと時間かけて観光したい。
いつこれるかな・・・
できれば学生のうちに行きたい。
いずれにしろ再訪は決定。笑