【アメリカ横断記】セリグマン
サルベーションマウンテンの次に立ち寄ったのがセリグマン。
セリグマンを語る上で欠かせないのがルート66である。
ルート66
かの有名なルート66
名前は聞いたことある人も多いはず。
ルート66は、カリフォルニア州のサンタモニカとイリノイ州のシカゴを結ぶ
全長3800キロにも及ぶ道。北海道から沖縄よりも長い。おそるべしアメリカ。
ルート66は、8つの州300以上の街を通過し、まさに大動脈となってアメリカ西部の発展を支えた。
WWⅡ中は、カリフォルニアに軍事工場があったため軍事品の運搬路として。
1950年代以降は、LAへの観光路として。
それ以降も、グランドキャニオンなどの観光地付近を通ることから観光需要は高まり、沿道にはモーテル(ロードトリッパーなどのための簡単なホテル)や様々なショップが立ち、通過する街を活気付けた。
その功績から、音楽や映画など、数多くの作品に登場してる。
1926年に開通し、1985年には、インターステート(州間高速道路)などの代替交通手段の発達によって廃止となってしまった。
現在ヒストリックルート66(Historic Route66)としてルート66協会(Route 66 Association)が保存活動をしており、今も車で走ることができる。
このルート66の廃止は、あのアイゼンハワーが関係しているらしい。
WWⅡのヨーロッパ戦線でドイツのアウトバーン(Autobahn)を目にしたアイゼンハワーは、アメリカにもこのような高速道路網を建設しようとして連邦補助高速道路法という法律にアイゼンハワーが調印。
この法律が成立したことにより、1984年にインターステート40号が開通し、その翌年に役割がなくなってしまったルート66は廃線となった。
ルート66と言えば、こんなロードサインが有名。
ここで集合写真撮りたかったーーーー
最初、
セリグマン=ルート66の街
→ここでこんな写真撮れるかな
なんて思っていたけども。
実際は。
なかった。笑
サルベーションマウンテンからここへ向かう途中、一箇所めっちゃ小さいロードサイン見つけたけど、なんか小さかったしまだ旅始まったばっかだから「この先もまだあるっしょ」的なノリでスルーしたら見事に無い。
そこら中にあると思ったんだけどな〜
あそこで撮っておけばよかったという心残り。
ちゃんと場所調べていけばよかった。
無念・・・
場所調べました
場所調べました。
- アリゾナのウィンズローという町
こんなでっかいのがあるらしい。
- カリフォルニア ニューベリー・スプリング
これはよくみるタイプのやつ(だと思う)
アメリカの道路の種類
- U.S.National Interstate Highway(インターステート)・・・州間高速道路。アメリカの道路で一番規格が高い。日本の高速道路みたいなもの。通行料はかからない。
- U.S.Highway・・・国道。インターステートの次に規格が高い。これも日本の高速みたいな感じ。
- State Highway・・・州道。上の二つよりも車線や交通量が少なくなる。日本の都道府県道みたいな感じ。
セリグマンという町
ルート66を辿っていくと、アリゾナ州にセリグマンという町がある。
ちなみにアリゾナとカリフォルニアでは時差が1時間あるため、西側からルート66を東進していくとアリゾナに入ったら1時間ロスしてしまう。
町と言っても本当に小規模で、どこに車止めるか迷っていたら町が終わっていた。
直線距離だと1.5 キロしかないらしい。日本でいう宿場町みたいな感じかな。
セリグマンはルート66の保存活動の中心となった場所なので
ここには“古き良きアメリカ”の街並みが残ってて
まさにフォトジェニックだらけ
自分たちが行った時は時間が遅かったからか、観光客は全然いなかった。
町のいたるところに“66”の数字が書いてある。
お土産屋さん兼軽食も取れるところ。
店内にはエルヴィスぽいのがいた。
こんな明るいけど、19時近かった。
西日強すぎ!!!
ここでハンバーガー食べたんだけど
フレンチフライではなくなぜかポテチが付いてきた。
影が長いね〜
アメリカって感じ。
にしても気候がいい感じ。
湿気もなくてそんなに暑くない。
日中も半袖でちょうどいいくらい。
夜はちょっと寒いけど。
快適ですね。
日差しは強いけど。
東京もこんな感じだったらいいのに・・・
カーズの街
セリグマンは、『カーズ』の舞台「ラジエーター・スプリングス」のモデルとなった街として有名。
カーズみたいに、顔とかが書かれた車があちこちにあった。
ちなみに自分はカーズ見たことないです笑
何もわかりません。笑
セリグマンは見るところは少ないけど、寄ってみる価値は十分あると思う。
西海岸からグランドキャニオンのサウスリムへ行くなら通過する場所なので、ちょっとインターステート降りて休憩がてら立ち寄ってみてはいかがだろうか。